Yさんへの手紙から
1か月ほど前に書いたYさんへのメールの返信からの抜粋.
ここまで省略.
日本人の質の低下・劣化はおそらく事実です.これは「戦後民主教育」と呼ばれるアメリカ的価値観に基づく教育のある意味見事な成果ですね.最近は日本人とアメリカ人の差異をさほど感じることがなくなりました.
あらためて言葉の重要性を感じています.国民が国民たる根拠はやはり話す言葉(母国語)にあると思います.ドイツ人やフランス人,アメリカ人の性格や国民性はやはりその母語であるドイツ語やフランス語,英語に反映されています.かつては(正しい)日本語が日本人にとってのある種の思考や行動の規範となっていました.しかし今では訳のわからないカタカナ混じりの奇妙な日本語ばかりが使われるようになり,その結果として日本人の頭のなかもアメリカ人同様に薄っぺらになってしまったように思います.「国際人として英語を」とはよく言われますが,国際人である前にまず日本人であるべきで,そのためにはまず「正しい日本語を」というべきなのですが,このような議論は今のところ全く聞きません.
それどころか,TVの国会中継を見ていて国会議員と呼ばれる連中の言葉使いを視て(聞いて)情けない気分になります.一国の(それも一応は先進国の)国会議員が,出来損ないのTVタレントと同じような品位の欠片もない日本語を国会で使っています.話の内容はともかく言葉使いくらいはせめて議員らしくと思います.が,おそらく彼らにはこのような意識すらないのでしょう.当初は民主党の成り上がり議員の証かと思っていたのですが,自民党の某幹事長も同じような言葉使いをしているのを聞いて日本はもうアカンと正直思いました.
国会議員ですらこのレベルですから,いわんや市井の民においておや,ということでしょうか.とはいえまっとうなつもりの側からするとストレスは大きいですね.大学という一国の最高学府に身を置くものとしても,実は似たような状況です.「国会議員」を「大学教授」に置き換えると,先の文章はほぼそのまま使えます.
一部省略.
また,中国からの留学生も増えてきましたが,彼らは概して真面目で勤勉です.地方大学への留学生ということもあるのでしょうが,経済的には決して恵まれた環境ではありません.そのためだと思いますが,とにかく可能なら日本で仕事をしたいという希望が非常に強い.それに比べると,日本人学生はなんともお気楽というか危機感が薄いようにも思います.そういう意味では将来日本が中国人に占領されてもおかしくはないわけです.
先の言葉の件とも関係しますが,今後の日本と日本人がどうなっていくのかかなりの危惧を覚えずにはいられません.われわれがまだ生きているうちに日本は破産するかもしれませんし,アメリカの属州に成り下がる可能性もあります.未来がどうなるかは誰にもわかりませんが,少なくとも楽観できる根拠は皆無であることだけは本当のようです.Yさんは尊徳翁を目指すとのことですので,私の方は宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」のいつも笑っている木偶の坊を目指すことにしましょうか.ともになかなか難しいでしょうが(笑).
以下省略.
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)



































最近のコメント